再エネのコストが化石に追いつく

 再生可能エネルギーの普及には投資資金が必要である。ここではファイナンス面から再エネ投資を考えてみる。

 再エネへの投資額は毎年1800億ドル程度となっている。中国の投資額の増減がそのまま世界の投資額の増減につながっているほど多い。種類別には風力と太陽光発電への投資が順調に増え、この2つが今後の主力電源となりそうな勢いである(図4)。

 投資額が増えるにつれて、設備投資でのkW単価も落ち、現在は3~6円/kWhで電力を販売している例も見られるようになった。つまり、再生可能エネルギーの欠点であった「コスト」も、化石燃料に追いつき、最も安い電源となったのである。

図4●2004~2016年の種類別再エネ投資(単位10億ドル)
図4●2004~2016年の種類別再エネ投資(単位10億ドル)
(出所:GLOBAL TRENDS IN RENEWABLE ENERGY INVESTMENT 2017)

 環境への投資として注目を浴びているのが、「グリーンボンド」である。