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5Gワークショップ

 5Gワークショップは2015年末から始まる5Gの技術仕様策定を前に、各社が考える5Gのユースケースや、技術仕様を表明しあう場(関連記事8)。この場での議論が3GPPの標準化作業にインプットされる。このワークショップの前に自社の技術や立ち位置を公表することで、議論を有利に進めたり、共同提案に向けて手を組む相手を見つけたりしようとしたりしたわけだ。

5Gワークショップの様子(出所:3GPP)
5Gワークショップの様子(出所:3GPP)
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 WRC-15は国際的な周波数割り当てを議論する場。WRC-15で決められた割り当て方針によって2019年に開催される予定の次回会合で割り当てが決められる。つまり、WRC-15において5Gで使いたい周波数帯を、ユースケースや技術とともに報告しなければならなかったのだ(関連記事9)。

要求仕様についてはほぼ合意

 ただ、議論は水面下でかなり行われていたようで、2015年に各社から発表された5Gに求める仕様やユースケース、技術の方向性は各社とも差はなかった。具体的には、10Gビット/秒超の最大スループット、IoT機器に向けた電池で10年動作し続ける低消費電力と現行の10~100倍の端末接続、自動運転や製造設備に向けた1ms以下の低遅延・高信頼だ(関連記事10)。

5Gの要求仕様(出所:Nokia社)
5Gの要求仕様(出所:Nokia社)
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