見学者用の施設に発電量モニター

 モニターツアーの参加者は、再エネ施設の巨大さに驚いていた。メガクラスの風力発電設備は、タワーの高さが約70m、ブレード(羽根車)の半径は30m以上になるため、ブレードが真上になった時には、最高点は約100mに達する。風車のタワーの根元に立つと、はるか上で回転するブレードは、もはや見えないが、その「高さ」は実感できる。

 一方、メガソーラーでは、太陽光パネルが遥か彼方まで敷き詰められた「広大さ」に圧倒される。「ユーラス六ヶ所ソーラーパーク」は2つのサイトからなる。内陸にある「千歳平北サイト」と、海に近い「鷹架(たかほこ)サイト」だ。それぞれの発電容量(太陽光パネル容量)は、69MWと79MW。2つのサイトは、約5km離れており、両サイトから変電所まで延べ約16kmのケーブルを道路の地下に敷設し、1つの連系点で東北電力の特別高圧送電線に接続している。ツアー参加者が訪れたのは、海沿いの鷹架サイトだ(図5)。

図5●「ユーラス六ヶ所ソーラーパーク」鷹架サイトを見学。パネルは三菱電機、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
図5●「ユーラス六ヶ所ソーラーパーク」鷹架サイトを見学。パネルは三菱電機、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
(出所:日経BP)
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 同サイトは南側が高台になっていて、ほぼサイト全体を見渡せる。ユーラスは、ここに自由に利用できる駐車場付きの見学施設を設置している。発電状況を表示するモニターや施設の概要説明、パンフレット、実物大の太陽光パネルなどを展示している。見学施設の外には、望遠鏡も設置されていて、遠くのパネルやパワーコンディショナー(PCS)など拡大して見られる(図6)(図7)。

図6●鷹架サイトにある見学施設
図6●鷹架サイトにある見学施設
(出所:日経BP)
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図7●見学施設内には発電量モニターがある
図7●見学施設内には発電量モニターがある
(出所:日経BP)
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 モニターツアーでは、添乗員として参加した六ヶ所村商工観光課の担当者から、発電所の概要や、これまで稼働状況が順調であること、気温が低い割に積雪の少ない六ヶ所村は、風力だけでなく太陽光発電所の適地でもあることなどの説明があった。