ボタを敷き詰めて雑草を防ぐ

 土中に石が多く杭基礎は使えず、コンクリートによる置き基礎を採用した。ミキサー車を敷地内に搬入して、その場でコンクリートを打った。架台は、耐腐食性の高いアルミニウム製を採用した。雪が積もることはないため、設置角は10度、地面からアレイ最低部までの高さは80cmにした(図3)。

図3●腐食に強いアルミ製の架台を採用した
図3●腐食に強いアルミ製の架台を採用した
(出所:日経BP)
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 事業用地は、山側に向かって緩やかに下る傾斜を付けており、雨水は谷側に流れないようにし、谷側の法肩が浸食されないように配慮した。山側に流れた雨水は側溝から、谷下の調整池に流れ込むようになっている(図4)。さらに法肩の強度を高めるため、途中に段状に平地を設けて、法面の長さを短くした。

図4●雨水は山側の側溝から調整池に流れ込む
図4●雨水は山側の側溝から調整池に流れ込む
(出所:日経BP)
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 発破を使った造成工事など、手間のかかる工程も多かったが、自社グループの企業で効率的に施工したこともあり、2013年2月の着工から約4カ月の短工期で完成した。

 雑草対策として、採石場に積まれていたボタ(廃石)を5~10cmの厚さに敷いた。廃石の下には、ビニールシートを敷いており、さらに雑草を抑制する効果を高めた。2013年6月の完成以来、2年半ほど経っているが、雑草はほとんど生えていない。

 壱岐最大の太陽光発電所となる「壱岐ソーラーパーク」の出力状況は、壱岐の電力供給を担う九電の給電指令所からも監視できるようになっている。ただ、遠隔での出力制御機能はないため、緊急の場合、転送遮断装置でブレーカ遮断するしなかい。