O&M事業は「1GW」に

 旭電業は、こうした他社運営のメガソーラーに対するO&Mサービスを稼働済み案件で11カ所・合計176MW分請け負っている(2018年9月末現在)。パシフィコ・エナジー(東京都港区)の久米南と美作サイトもそうしたO&M事業に含まれる。

 加えて、旭電業が建設・運営している27サイト・合計50MWのメガソーラーのO&Mも自社で担っており、他社運営分と合計すると稼働済み案件で38サイト・合計226MW分のメガソーラーを対象に、運転管理・保守を手掛けている。

 このO&M対象サイトは、今後、4倍近くに急増していく見込みだ。稼働予定分を含めると、O&Mを担うことが決まっている案件は、自社運営で38サイト・181MW、他社運営で15サイト・714MWで、合計で53サイト・895MWに達する(図9)(図10)。

図9●旭電業が建設・運営する「旭メガソーラー東茨木発電所」
図9●旭電業が建設・運営する「旭メガソーラー東茨木発電所」
(出所:旭電業)
[画像のクリックで拡大表示]
図10●旭電業が建設・運営する「旭メガソーラーすさみ発電所」
図10●旭電業が建設・運営する「旭メガソーラーすさみ発電所」
(出所:旭電業)
[画像のクリックで拡大表示]

 旭電業の山本隆紀専務は、「今後、新規で自社開発する案件や、新規でO&Mを受注する他社案件はさらに増えるので、O&M事業は将来的に1GW(1000MW)を超える見込み」と話す。