砂利採取の跡地を活用

 浦幌町のメガソーラーは、比較的平坦な土地を活用して開発した(図2)。元の用途は砂利採取地だった。地元企業の経営者が所有している土地を借り、メガソーラーの用地とした。

図2●砂利採取の跡地を活用した
図2●砂利採取の跡地を活用した
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 2017年2月に売電を開始し、固定価格買取制度(FIT)の売電単価は36円/kWhとなっている。

 近隣には、シャープと芙蓉総合リースによる太陽光パネル出力約2.3MWのメガソーラーも立地するなど(関連ニュース)、太陽光発電所の集積地となっている。

 「浦幌第一発電所」という名称となっているのは、北側に「浦幌第二発電所」が隣接しているためである(図3)。「第二発電所」は、土地の所有者は同じでも、まったく異なる発電事業者により、異なる時期に開発が始まった。

[画像のクリックで拡大表示]
図3●北側の隣接地に建設中(上)、完成後(下)の第二発電所が見える
図3●北側の隣接地に建設中(上)、完成後(下)の第二発電所が見える
(出所:エンバイオ・ホールディングス)
[画像のクリックで拡大表示]

 「浦幌第一発電所」は、北海道電力管内の系統容量が接続可能量に達した後の接続申し込みとなり、無制限・無補償の出力抑制(出力制御)が接続条件となった。エンバイオにとって、同条件の発電所は初めてだった。

 無制限・無補償の出力抑制の対象となる太陽光発電所は当初、将来的に抑制量の見通しが予測しにくいことから、ファイナンスが難しくなったり、融資条件が悪化したりすることが多かった。しかし、エンバイオによると、特に条件が悪くなるといったこともなく、実現できたとしている。

 EPC(設計・調達・施工)サービスは、札幌に本拠を置く双葉工業社が担当した。

 太陽光パネルは中国のUPSolar製、PCSは東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の関連機器を中心に一体化したWave Energy(東京都港区)のオールインワン型を導入した(図4)。集電盤からPCS、昇圧変圧器などを一体化した製品である。

図4●集電箱やPCS、昇圧変圧器などを一体化した製品を採用
図4●集電箱やPCS、昇圧変圧器などを一体化した製品を採用
昇圧変圧器の上にみえるカバーは、着脱の作業が点検時の作業効率を悪化させるため改造(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]