架台の歪み、北海道地震後の売電停止

 稼働後に生じたトラブルがいくつかある。まず、地盤沈下による影響と見られる架台部材の歪みやボルトの損壊がある。この対応として、歪んだ部分には鋼鉄の部材を追加して、現在の地盤に合わせて再固定した(図8)。

図8●新たに鋼鉄の部材を加えて調整した
図8●新たに鋼鉄の部材を加えて調整した
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 敷地内の一部には、低く窪むなどの理由で水たまりができやすい場所も出てきた。こうした場所には、雑草が多く繁茂する(図9)。

図9●雑草が多い場所の一つ
図9●雑草が多い場所の一つ
(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 草刈りを効率化するため、乗用型草刈機で除草を試みたことがあった。しかし、窪みが大きいために、乗用型草刈機が走行中に転倒する恐れがあることがわかり、採用を断念した。今後、自動車を使った新たな手法を試みることなどを検討している。

 また、2018年9月6日に生じた北海道地震の後は、道内全域で続いた停電の影響で、売電できない期間が生じた。9月6日の地震発生後から、9月10日夕方まで売電が停止し、5日目に売電を再開できたという。

●発電所の概要
発電所名PVNext EBH浦幌第一発電所
所在地北海道十勝郡浦幌町
発電事業者アルタイル・ソーラー合同会社
(エンバイオ・ホールディングスが100%所有するSPC)
敷地面積4万7509.61m2
太陽光パネル出力約1.95104MW
パワーコンディショナー(PCS)出力1.750MW
年間予想発電量約240万7000kWh
(一般家庭約550世帯の消費電力に相当)
EPC(設計・調達・施工)サービス双葉工業社(札幌市)
O&M(運用・保守)サービス ネクストエナジー・アンド・リソース(長野県駒ヶ根市)
太陽光パネルUPSolar製
(多結晶シリコン型、出力260W/枚・7504枚)
PCS東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製
(出力500kW機・3台、出力250kW機・1台、Wave Energyのオールインワン型製品)
着工2016年5月
売電開始2017年2月28日
売電単価36円/kWh(税抜き)
売電先北海道電力