「低反射パネル」が入札条件

 一方、太陽光パネルに関しては、当初からソーラーフロンティア製のCIS化合物型薄膜タイプを採用することにしていたという。というのは、入札に際し、県から「使用する太陽光発電パネルについては、場所が幹線道路の直上の空港敷地内であり、付近に民家もあることから、低反射型のものとする」との条件が明記されていたからだ。

 CIS化合物型太陽光パネルは、青色の結晶シリコン型パネルに比べるとセル(発電素子)が黒く、日光の直射を反射しにくいことが特徴になっている。すでに稼働している関空と長崎空港のメガソーラーでは、いずれもソーラーフロンティアのCIS化合物型を導入しており、運営面でも実績があった(図7)。

図7●低反射が特徴のソーラーフロンティア製パネルを導入
図7●低反射が特徴のソーラーフロンティア製パネルを導入
(出所:日経BP)
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 ただ、CIS型パネルは結晶シリコン型に比べると変換効率が低いため、発電所全体で同じ太陽光パネル出力を実現する場合、設置枚数が多くなる。今回のプロジェクトで、法面全体を覆うような形でパネルを敷き詰めることになったのはこうした経緯もある。