黄砂が積もり、パネル洗浄を追加

 飯塚市のメガソーラーは、これまでの約6年間、おおむね年間売電額が約7500万円、営業利益が約3000万円で、比較的安定して推移している。

 PCSの定格出力は、飯塚市、八戸市の両発電所ともに、同じ1.5MWである一方、八戸市の発電所は、年間売電額が約9000万円、営業利益が約4000万円と、飯塚市の発電所に比べて多い。

 これは、八戸市の発電所は、太陽光パネル出力が1.7MWと、約200kW分を過積載して効果に加え、積雪期の発電量も比較的良いことが影響しているようだ。

 飯塚市の発電所では、稼働してから、当初の運用計画では想定していなかった作業を加えている。それは、太陽光パネル表面の洗浄である。

 太陽光パネルの洗浄をO&Mの項目に追加したのは、黄砂がパネルに降り積もる度合いが、想定していたよりも多かったためという。

 年間で黄砂が多く積もるのは初夏という。そこで、初夏が過ぎたころに、太陽光パネルを洗浄することにした。盛夏以降には、黄砂が降り積もることはほぼないので、洗浄はこの時期に年1回のみ実施する。

 また、八戸市の発電所のように、積雪の影響を考慮する必要がないため、太陽光パネルの設置角は10度、パネル最低部の地面からの設置高は60cmとしている(図4)。

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図4●太陽光パネルの設置角は10度、設置高さは60cm
図4●太陽光パネルの設置角は10度、設置高さは60cm
(出所:日経BP)
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