3月から段階的に連系

 TMEICは、長崎県にある三菱電機の工場内の敷地を借り、蓄電池とPCSを1つのコンテナに収納し、TMBCSとしてコンパクトなシステムで実証運用した経緯もあった。

 そこで、三菱電機は、TMEICと連携してTMBCSを今回の蓄電池併設型メガソーラーの基幹システムとして採用した。これまでの離島での大型蓄電池システムの運用経験も加味し、九電の要求する約5kW/秒という出力変動の範囲に抑えるシステムを構築した。

 導入した蓄電池は、容量1.029MWhだが、高入出力特性を持つため、定格出力2MWのPCSで制御することで、連系出力である1.75MWと同等の出力を10分以上、余裕で充放電できる。このためメガソーラー出力変動をセンシングし、蓄電池を機敏に充放電させれば、秒単位の急峻な変動を平滑化できる計算だ。

 3月の稼働後、3台で運用する太陽光パネルのPCSを1台ずつ段階的に稼働させ、実際の連系出力が、計画値通り5kW/秒の変動幅に収まっているか検証するという。そうして4月中には全PCSを稼働し、1.75MWの連系出力に達する計画を立てている(図10)。

図10●太陽光と蓄電池の交流変換後の合成出力を連系する
図10●太陽光と蓄電池の交流変換後の合成出力を連系する
(出所:日経BP)
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