レベルコンクリートで高さ調整

 ラジアルアースを傷つけないため、架台を支える基礎は、杭式ではなく、コンクリートの置き基礎にした。加えて、地盤の低いエリアには、型枠にコンクリートを打つ前に、地面のレベルを調節する「レベルコンクリート」を打設した。

 実は、木更津送信所のある敷地は、曲流していた小櫃川の蛇行部を直線化することで陸地にした干拓地だった。そのため、大雨が続くと、水たまりができやすい。そこで、低地のエリアでは、あらかじめ数十センチの高さに砕石を敷いて十分に転圧し、レベルコンクリートで固め、置き基礎を打つ部分をかさ上げした(図5)。

図5●レベルコンクリートを打設
図5●レベルコンクリートを打設
(出所:ニッポン放送)
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 その上に鉄筋を置いて、型枠を据え付け、生コンクリートを流し込んで、縦290cm・横85cm・高さ35cm以上の置き基礎を形成した。並行して、レベルコンクリートを打ち増して周囲を固めた(図6)。

図6●型枠にコンクリートを流し、レベルコンクリート斜面部を増し打ち
図6●型枠にコンクリートを流し、レベルコンクリート斜面部を増し打ち
(出所:ニッポン放送)
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 また、地中にラジアルアースが張り巡らされていることもあり、コンクリート内の鉄筋にもアースを接続して、基礎コンクリート自体の帯電を防いだ(図7)。

図7●基礎架台内の鉄筋にアースを接続
図7●基礎架台内の鉄筋にアースを接続
(出所:ニッポン放送)
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