景観条例の基準を自主的に導入

 風光明媚な景色が重要な観光資源である志摩市では、景観条例を制定した上で、市域をゾーニングして景観計画を定めている。「三重志摩阿児ソーラーパーク」のある阿児町立神周辺は、重点地区である「里海・熊野灘沿岸ゾーン」に区分けされており、建築物を設置する場合には、あらかじめ届出をおこなうほか、景観形成基準を定めている。

 こうした景観計画の仕組みとして、太陽光と風力発電施設の設置に関する景観形成基準を策定し、今年4月から運用を始めた。太陽光に関しては、例えば、「植栽等で目隠しを行うなど、道路などの公共の場所から容易に目立たないようすること」「フェンスなどの附属設備の色彩は、周囲から見えないような措置等を行う場合を除き、ダークブラウンなど、周囲の景観と調和した色彩とすること」などの基準が示された。

 「三重志摩阿児ソーラーパーク」は、こうした「ガイドライン」の適用前に着工・完成しているため、対象外になる。ただ、SBエナジーでは、ガイドラインが公表された時点で、適合するか否かを確認して、発電設備を囲むフェンスを一般的なシルバーからこげ茶色に変更したという。

●設備の概要
発電所名ソフトバンク三重志摩阿児ソーラーパーク
住所三重県志摩市阿児町立神字新阿鎌3459他
発電事業者SBエナジー
土地所有者1社・2人
設置面積約2万8000m2(約2.8ha)
出力太陽光パネルの出力約2.1MW、パワーコンディショナー(PCS)の定格出力1.75MW
年間予想発電量約249万7000kWh
EPC(設計・調達・施工)サービスSBエナジーによる分離発注(電気設備施工・東芝プラントシステム、土木造成・大林道路)
太陽光パネル中国ジンコソーラー製
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製(1000kW機・1台、750kW機・1台)
架台奥地建産製
売電開始日2019年3月19日
売電単価32円/kWh