PR

2020年に160MWを目指す

 日出電機は、自社太陽光とEPC案件を含め、2020年中には合計で160MWの太陽光発電所を手掛けることを目標に掲げている。そのためにはさらに40~50MWの新規開発が必要になるが、「計画中の案件が順調に進んでおり、すでに達成のめどは立っている」と渡邉社長は言う。

 実は、同社は、藤原百合野発電所に続き、現在、10MWを超える特高連系のメガソーラープロジェクトを2案件、進めており、これに計画中の低圧や高圧案件などを加えると、新規開発案件は約50MWの規模になるという。

 渡邉社長は、「長らく住宅太陽光関連の事業を手掛けてきたが、住宅への設置・工事ビジネスの場合、一定の売り上げを確保するためには、常に新規開拓が必要で、そのために日々の営業活動の成果に一喜一憂してきた」と振り返る。

 FITスタートを機に野立て型太陽光に乗り出した後は、「経営を安定化させるために設計・施工とともに、自社発電所による売電事業、そしてO&Mサービス事業の規模拡大を目指してきた。発電事業やサービス事業は、日々の営業成果に左右されずに一定のキャッシュフローを生み出してくれるのがたいへん魅力的」と話す。

 FITによって全国に建設された多数の太陽光発電所をいかに安定的に維持していくか、小規模の事業用低圧太陽光を効率的に運営できるのか――。経済産業省は、再生可能エネルギーを基幹電源として位置づけるにあたり、こうした懸念を示している。

 大分県内に集中し、低圧から、高圧、特別高圧案件まで、幅広く手掛ける日出電機の戦略は、「地域に密着した企業が、地域の太陽光を集約して管理していく」という今後のあるべき方向性の1つを示す典型的なケースと言えそうだ。

●設備の概要
発電所名日出電機ソーラーパーク 藤原百合野発電所
住所大分県速見郡日出町大字藤原
発電事業者日出電機
土地所有者日出電機(南側サイト)
出力太陽光パネル容量14.42MW、連系出力10MW
年間予想発電量1584万kWh
EPC(設計・調達・施工)日出電機
O&M(運用・保守)日出電機
太陽光パネルノルウエー・REC
パワーコンディショナー(PCS)東芝三菱電機産業システム(TMEIC)
接続箱独・ワイドミュラー
架台日創プロニティ
着工2015年夏
完工2017年2月
買取価格40円/kWh