1haに5種類の防草シートを敷き詰める

 設置高を80cmも空けると、除草作業の頻度はかなり少なくて済む。ただ、県や自治体が出資し、「地域の太陽光発電事業に貢献することが大きな役割」(福島発電の鈴木精一社長)という位置づけから、複数タイプの防草シートを導入して、効果を検証することになった。

 とはいえ、コストを抑えるため、用地の全面には敷かず、サイトの東側約1haに素材の異なる5種類の防草シートを導入した(図4)。

図4●東側1haに5種類の防草シートを敷設した(出所:福島発電)
図4●東側1haに5種類の防草シートを敷設した(出所:福島発電)
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 5種類とは、東側から(1)ポリエステル製の長繊維不織布に耐候性樹脂コーティングしたもの(ユニチカ製シートを太陽工業が施工)、(2)ポリプロピレン製の長繊維不織布(デュポン製シートをグリーンフィールドが施工)、(3)ポリエステル製の柔不織布とポリエステル製の高密度不織布の組み合わせ(白崎コーポレーションが施工)、(4)ポリエステル製の高密度織物(大建工業製シート)、(5)ポリエステル製の長繊維不織布(東洋紡製シートを日本コーケンが施工)。

 5種類の防草シートとその施工方法にはそれぞれの特徴がある。例えば、素材特性のほか、固定する方法、杭を通すための切り込み部、杭との境目などの処理に違いが見られた。運転を開始してわずか半年に過ぎないものの、いくつかの課題も顕在化している。