杭との隙間から草がはみ出る

 (1)の「ポリエステル製長繊維不織布に耐候性樹脂コーティングしたタイプ」は、耐用年数15年としている。草がシートを突き抜けたり、破れたりした箇所はないものの、施工に課題があった。固定ピンを刺した際のピン穴をふさぐために、ピン頭部に貼り付ける粘着テープが、はがれかかっているものが多い(図5、図6)。施工業者によると、シート素材に合った粘着テープの選択に問題があったという。今後、施工し直すことになっている。

図5●固定ピンの穴をふさぐ粘着テープがはがれかかっている(出所:日経BP)
図5●固定ピンの穴をふさぐ粘着テープがはがれかかっている(出所:日経BP)
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図6●粘着テープがはがれて固定ピンの頭部が露出している(出所:日経BP)
図6●粘着テープがはがれて固定ピンの頭部が露出している(出所:日経BP)
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 (2)の「ポリプロピレン製の長繊維不織布」も、15年の耐用期間をうたっている。シートの固定方法に特徴があり、円形の樹脂製押さえカバー(ワッシャー)の上から鋼製のL型アンカーピンを突き刺してシートを押さえている。ワッシャーを使うことでピン穴を隠す。ピンの頭部がむき出しになるので、すでに赤さびが出始めている(図7)。ただ、施工事業者によると、錆びても15年間、固定する機能に問題ないという。草の突き抜けや破れはまったくないものの、杭との隙間からスギナがはみ出している箇所があった(図8)。

図7●L型アンカーピンの頭部が錆びているが問題ないという(出所:日経BP)
図7●L型アンカーピンの頭部が錆びているが問題ないという(出所:日経BP)
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図8●杭との隙間からスギナがはみ出している(出所:日経BP)
図8●杭との隙間からスギナがはみ出している(出所:日経BP)
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 (3)の「ポリエステル製の柔不織布とポリエステル製の高密度不織布を組み合わせたタイプ」は耐用年数10年としている。(1)と同様に固定ピンに粘着テープを張ることでピン穴をカバーするが、こちらはテープのはがれはない(図9)。草の突き抜けや破れはまったくないものの、やはり杭との隙間からヨモギの葉がはみ出している箇所があった(図10)。

図9●粘着テープのはがれはない(出所:日経BP)
図9●粘着テープのはがれはない(出所:日経BP)
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図10●杭との隙間からヨモギの葉がはみ出している(出所:日経BP)
図10●杭との隙間からヨモギの葉がはみ出している(出所:日経BP)
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