「これまでの設計ノウハウを集約」

 「早いもので震災から8年。新生・亘理町の取り組みが各地区で進んでいるが、メガソーラープロジェクトはその先駆けとなった。設置された壮大なパネル群を見ると、町の未来が見えるようだ」。山田町長は、感慨深げにこう挨拶した。

 山佐の佐野真樹子副社長は、「メガソーラー事業によって地域の復興・発展に貢献できるよう、今後、20年以上、日々安定稼働に取り組んでいきたい」と挨拶した。

 亘理太陽光発電所の総事業費は約200億円。2017年6月に着工し、2019年3月2日に運転を開始した。EPC(設計・調達・施工)サービスはユアテックが担当した。

 太陽光パネルは、京セラ製の多結晶シリコン型(280W/枚)とソーラーフロンティア製のCIS化合物型(175W/枚)、パワーコンディショナー(PCS)には東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の1667kW機と独SMAソーラーテクノロジー製の1000kW機、基礎・架台にはシュレッタージャパン製を導入した(図3)(図4)。

図3●京セラ製の太陽光パネル(280W/枚)を採用した
図3●京セラ製の太陽光パネル(280W/枚)を採用した
(出所:日経BP)
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図4●東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の1667kW機を採用した
図4●東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製の1667kW機を採用した
(出所:日経BP)
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 山佐は2013年からメガソーラー開発に参入した。FITを機に太陽光発電に乗り出した企業としては後発になるものの、計画・建設中のものも含め、連系出力ベースで約500MW、パネル出力ベースで約700MWの案件を手掛け、国内最大級の太陽光開発事業者となる。

 「亘理太陽光発電所」は、同社が手掛けた稼働済み案件の中でも最大規模のプロジェクトになる。加えて、佐野慎一社長が、「これまでに蓄積してきたメガソーラー設計のノウハウを集約した」と言うように、事業性を高める工夫が盛り込まれている。