「不具合はまとめて対応」

 とはいえ、8段アレイで設置高の最高が2.7mにもなることは、不良パネルの交換など保守作業が高所になるため、手間がかかり、それがコストになるという課題がある。

 この点、佐野社長は、「メガソーラーにおける不良パネルの交換などの保守作業は、年に1回か2回にまとめて行うことにすれば、高所作業による手間はそれほど大きなコストアップ要因ではない」と見ている(図8)。

図8●パネル設置作業中の風景。作業台が必要になる
図8●パネル設置作業中の風景。作業台が必要になる
(出所:日経BP)
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 「亘理太陽光発電所」では、住友電気工業製のストリング監視装置を導入するなど、きめ細かな遠隔監視やデータ収集で、不具合の早期発見に取り組んでいる。ただ、「不具合の箇所を迅速に把握しておくことはたいへんに重要だが、それをその都度、直していたら費用対効果はよくない。メガソーラーの運用は、小さな不具合を抱えつつも手間をかけずに運用し、まとめて効率的に直すという発想が必要」と、佐野社長は言う。