発電量の推移が「台形」に

 今年3月2日に売電を開始した「亘理太陽光発電所」は、順調に稼働している。3月21日の春分を過ぎ、「アレイ間隔1.41m」でも午前9時から午後3時まで、太陽光パネルに影がかからなくなった。そうなると、1.6倍もの過積載の効果がフルに発揮できる。

 3月27日、亘理町は快晴となり、「亘理太陽光発電所」はフル稼働となった。山佐が公開した同日の発電量の推移を見ると、午前10時から午後2時まで、連系出力49.3MWとほぼ同出力の発電量(PCS交流出力)が4~5時間続き、出力ロードが「台形」になっている。1.6倍もの過積載にした効果が見事に表れている(図10)。

図10●「亘理太陽光発電所」の3月27日における発電量推移
図10●「亘理太陽光発電所」の3月27日における発電量推移
(出所:山佐)
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 ちなみに、太陽光パネルをPCS定格出力よりも大幅に積み増した場合、各PCSのMPPT(最大電力点追従制御)の機能により、主にパネルからの電流値を落として直流出力を一定以下に維持するという制御を行う。山佐の公開データは、こうしたPCSの制御も表している。

 同社は、日照量から換算した発電可能量に対する実際の発電量から、過積載によるピークカットロス率を出している。それによると、3月27日の同率は6.8%だった。

 また、PCSの交流出力から連系点までの自営線によるロスは1.4%となっている。