設備利用率は15%に達する

図4●パネルは三菱電機、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用(出所:日経BP)
図4●パネルは三菱電機、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用(出所:日経BP)
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図5●北側にオリーブの苗を植樹(出所:日経BP)
図5●北側にオリーブの苗を植樹(出所:日経BP)
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 「住民参加型 くにうみ太陽光発電所」は、コンペを実施して受注事業者を決定し、EPC(設計・調達・施工)サービスは、クリハラントが担当した。太陽光パネルは三菱電機製の単結晶シリコン型(250W/枚)、パワーコンディショナー(PCS)は東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を導入した。災害時に備え、100kW機2台は自立運転機能付きを導入した(図4)。

 O&M(運用・保守)は、発電事業者の淡路島くにうみ協会が自ら担当している。運転開始から2年経ち、「大きなトラブルもなく、順調に発電している」と、同協会事務局・事業課の久井智之主査は言う。

 2015年度の発電量は124万4760kWhとなり、見込みより20%以上、上振れしている。設備利用率は約15%となった。これは、経済産業省の公表している参考値である14%(2015年度)を約1ポイント上回っている。

 久井主査は、「公園内の発電所でもあり、景観には大変に気を使っている」と言う。設置角を15度にして目立ちにくくし、フェンスにはこげ茶のアースカラーを採用した。防草対策にシロツメクサを植えるとともに、こまめに除草作業を行っているという。「発電所内の北側にはオリーブの苗も植え、今後、成長するにつれ、道路側からパネルが見えにくくなるようにしている」と話す(図5)。

 除草作業は、公益社団法人・淡路市シルバー人材センター(兵庫県淡路市)に委託している。「1年間に4回、1回に9人程度の高齢者に草刈りを委託している。専門の除草業者に頼むのに比べて半分程度のコストできちっと除草してもらっており、大変に感謝している」と、久井主査は言う。