電気工事も改善、約500kW/月に

 ストリングごとに組み立てて、パネルが固定されたフロートは、配置する水面の場所に固定される(図11)。

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図11●ブイで示された位置にフロートを固定する
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図11●ブイで示された位置にフロートを固定する
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図11●ブイで示された位置にフロートを固定する
池の底からアンカーを使って固定(出所:日経BP)

 配置する場所は、ブイで示されている。ブイは、停泊中の船のように、池の底からアンカーを使って止め、一定の範囲以上に流れないようにしている。ブイには、アンカーから、あらかじめ2本のチェーンをつないでおき、このうち1本は、船で引いてきた面状になったフロートの端部につなぎ替える。

 アンカーの固定やブイの設置、ワイヤーのつなぎ替えといった作業には、潜水士が必要になる。美樹工業では、この作業の管理のために、従事者が潜水士の資格を取得した。

 その後、電気工事に着手する(図12)。ストリングごとに、接続箱をフロートに固定し、太陽光パネルを直列接続した送電ケーブルを入力する。さらに、接続箱からの送電ケーブルを、前の列のフロートに固定していく。一番前の列からは、最後列から最前列までの送電ケーブルを束ね、保護用の管に収めて水上や水底に配置し、対岸にあるPCSに送電する。

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図12●電気工事の着手前の状態
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図12●電気工事の着手前の状態
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図12●電気工事の着手前の状態
フロートには太陽光パネルのみが固定されている。パネルの前には、通路となる部材も組み込まれている(出所:日経BP)