斜めの支柱にドア接触の恐れ

 もう1つの課題が、ドアを開ける際、支柱と基礎にぶつかる恐れがあることだ。

 アレイを支える柱は、基礎1つにつき、両面タイプは4本、片面タイプは3本ある。そのうち両面タイプは2本、片面タイプは1本が45度に取り付けられ、アレイの先を支えている。この傾斜した支柱に、ミニバンなどの大型車の後方ドアを開けた場合、ぶつかってしまうことがわかった。

 また、この斜めの支柱に注意しつつドアを開けても、その下のコンクリート基礎ブロックに、ドアが接触する場合のあることもわかった。支柱の幅より、基礎ブロックの幅がわずかに大きいことが、こうした恐れを高めていた。

図10●斜めの支柱と基礎ブロックとのドア接触に注意を喚起(出所:日経BP)
図10●斜めの支柱と基礎ブロックとのドア接触に注意を喚起(出所:日経BP)
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 そこで、斜めの支柱に、「反対側のドアより降りてください→ブロックあり」と書いたシールを貼り、注意を喚起した(図10)。

 あみプレミアム・アウトレットの角間崎副支配人は、「屋根付き駐車場としての使い勝手に関しては、設計段階に顧客の視点から、かなり検討したつもりだった。だが、実際に運用してみて初めて分かることも多かった」と漏らす。

 三菱地所・サイモンでは、今後、あみ以外にも、「PVカーポート」を導入する検討も始めており、その際には、今回の運用でわかった課題について、改善していたいという。