屋根上と地上にパネルを設置

 「石岡総合技術センタ」は、2014年7月に営業活動を開始した。施工の効率化を中心とする生産性の向上を目的に、全国で進めている技術拠点の集約の一環として開設した。もともと通信網関連の施工や管理の拠点は、茨城県に4カ所あったが、石岡総合技術センタに集約した。

 JR石岡駅からクルマで約15分、幹線道路(国道355線)に面し、交通アクセスの良い場所に立地している。

 面積約3万3000m2の敷地に、新築した建物(図2)のほか、以前の所有者から引き継いで使っている建物、約120台の工事車両を含む、約300台分の駐車場などがある。

図2●太陽光パネルの設置や管理に考慮し、堅牢な屋外階段を備える
図2●太陽光パネルの設置や管理に考慮し、堅牢な屋外階段を備える
新築した鉄骨造地上2階建の建物(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 石岡総合技術センタの計画当初から、敷地内の空きスペースと、建物の屋上に太陽光発電システムを導入する予定だった。

 空きスペースは、敷地の西側にあった林と、北側にあった舗装通路と芝生が植えられていた平坦地の合計約1万5610m2を活用した(図3)。建物の屋上には、以前の所有者が建てた建物と、新築する建物の2棟とも、太陽光パネルを設置する予定だったが、既存の1棟は、耐荷重性の制約から設置を断念し、新築の1棟のみに設置することにした。

図3●中央の通路より左が林だった場所。敷地外の木の影がかからないように配置
図3●中央の通路より左が林だった場所。敷地外の木の影がかからないように配置
右は芝生が植えられていた平坦地(出所:日経BP)
[画像のクリックで拡大表示]

 地上に3816枚、屋根上に168枚、合計3984枚の太陽光パネルを並べた。年間発電量は、一般家庭約250世帯分の消費電力に相当する、約130万4072kWhを見込んでいる。

 太陽光パネルは、中国の無錫サンテックパワー製の出力295W品である。72セルで1枚のパネルを構成しているため、これまで一般的だった60セルのパネルに比べて設置枚数が減り、設置コストが下がる利点がある。

 設計・施工は、NTTファシリティーズが担当した。パワーコンディショナー(PCS)は、東芝三菱電機産業システム(TMEIC)製を採用した。

 協和エクシオでは、太陽光パネルやPCSに関して、費用対効果や信頼性を重視する中で、パネルは発電所ごとの事情に合ったメーカーを選ぶ一方、PCSは一貫してTMEIC製を採用している。