敷地内でハスカップの試験栽培
「アグリソーラー安平」の北東部、かつてのインコースの北端には、太陽光パネルを設置していないエリアがある。現在、そこではハスカップの栽培が試験的に始まっている。
ハスカップとは、安平町や苫小牧市を含む勇払原野に多く自生する果樹で、6月にラッパ状の花が咲き、15mmほどの濃い青紫色の実を付ける(図9、図10)。アイヌの人たちが不老長寿の薬として珍重し、現在はお菓子やワイン、ジャムなどに利用されている。
試験栽培を始めたのは、「アグリソーラー安平」の地権者。太陽光発電で使い切れなかったエリアを農業に活用できないか、と考えたという。
「『アグリソーラー』との発電所名を付けたのは、太陽光と農業を両立させたい、という地権者の思いを託したもの。ハスカップ栽培を支援するとともに、パスポートの祖業である流通事業を通じて、生産した農産物や加工製品を販売面で応援したい」と、パスポート・新エネルギー事業部の川口哲正氏は言う。