小学5年生100人で「サミット」

 「サミット」は4部から構成される。午前8時半にバス4台で小学校を出発した5年生たちは、千葉ニュータウンメガソーラー発電所の敷地内に入って「施設見学」。その後、学校に戻り、体育館で再エネについてSGET社員を講師に「座学」。その後は、様々な発電装置を使った「発電体験」に汗を流す。お昼を挟んで午後から、各自が未来の発電方法についてアイデアを発表し合う「発想の時間」ーーというカリキュラムだ。

 「発電所見学」は、千葉ニュータウン中央駅に近くで、太陽光パネルのアレイ(パネルの設置単位)とパワーコンディショナー(PCS)の両方を見られるエリアで実施した。フェンスのゲートから、敷地内に入り、PCSや太陽光パネルをすぐ目の前で見学できる(図3)。

図3●パワーコンディショナーの前で発電施設の全体説明
図3●パワーコンディショナーの前で発電施設の全体説明
(出所:日経BP)
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 同発電所では、パネル横置きで11列6段(66枚)の「6段アレイ」と、これよりもパネル2枚分幅を狭くした11列4段(44枚)の「4段アレイ」も設定した。この2パターンのアレイを、設置高80cm、設置角10度で杭基礎を使って固定している。

 木刈小の5年生が訪れたエリアは、4段アレイ・1列と6段アレイ・2列が設置されていた。アレイ最低部の設置高は80cm程度なので、5年生でも最下段のパネルフレームが腰ほどの位置になり、パネル表面を見下ろしつつ、触ることもできる。

 「みなさん。太陽光パネルの表面を触ってみてください。今日は曇りですが、このぐらいの天気でも十分に発電していて、パネル表面は少しだけ温度が上がります。でも、振動や音はまったくしません。とても静かなことも太陽光発電の大きな特徴です」。SGETの社員から説明を聞きつつ、小学生の多くが恐る恐るパネルに指先を近づけた(図4)。

図4●太陽光パネルの表面にも触れる
図4●太陽光パネルの表面にも触れる
(出所:日経BP)
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 「太陽光パネルは約10度の角度ですべて同じ方向を向いています。なぜだか分かりますか」。「雪の多い北国の太陽光発電所と比べて、高さはどうなっていると思いますか」――。こうしたクイズを出しながら、印西市にある太陽光発電所の特徴を説明していった(図5)。

図5●設置高が低いのでアレイ全体が見渡せる
図5●設置高が低いのでアレイ全体が見渡せる
(出所:日経BP)
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