経年劣化を自動で検出できるシステムに
ストリング監視システムの構築では、エプセムのもう一つの強みが生きた。東社長のプログラムの知見である。
発電所内の配置を地図状にイラスト化し、発電状況を色分けして表示したり、蓄積した過去のデータを容易に参照したりする、といったプログラム開発に、これまでの経験が生きた(図2)。中でも、インターネット上でプレイするゲームの開発で培った技術が有効だったという。
発電量は1分ごとに計測し、送信する。リアルタイムの表示では、この1分間隔で計測したデータを確認できる。過去に遡って閲覧する記録用のデータには、3分間隔の平均値を使っている。