刈払機は保安員と職員が担当

 こうしたきめ細かなO&Mを担っているのが、社会福祉法人・楽晴会(三沢市)だ。同福祉法人の三沢市堀口にある事業所(障害者就労トライアルセンターボイス)では、一般企業に就職することが困難な障害を持っている人に対して、「自分にできる仕事」や「やりがいを感じる仕事」を紹介している。例えば、調理や清掃、包装作業、リサイクル作業、環境美化、菓子製造などの分野で就労機会を提供した実績がある。

 MSMは、自社サイトのO&Mに関して、三沢市役所の定年退職者など3人を保安員として新たに雇用した。加えて、楽晴会の障害者就労トライアルセンターボイスとO&Mに関する委託契約を結んだ。太陽光パネルの清掃や敷地内の整備などの作業は、継続的でかつ自由度が高いなど、障害者に合った就労機会という。

 契約では、1回の作業につき、障害者4人が出勤し、保安員の補助的な作業に従事することになっている。主な作業は、除草、サイト内の石拾いなどの敷地内の清掃、鳥の糞の除去などパネル清掃、架台やパネル取付金具のボルトの締め直し、錆取りなど。

 サイト現場では、MSMの保安員と楽晴会の職員、そして障害者4人の計6人がチームを組む。土日を除く平日の毎朝9時に集まる。障害者4人は、楽晴会の職員が送迎する。

 除草作業では、保安員と楽晴会の職員の2人だけが刈払機を使う。年に3~4回、こまめに刈っている。このため草の茎が細く、金属刃でなくナイロン刃で刈れるという。障害者はべニア板を持って石飛びによるパネル破損を防いだり、刈り取り後の草を集めたりする。楽晴会の職員は、この作業のために刈払機に関する講習を受け、資格を取得したという(図6)。

図6●刈払機は保安員と職員だけが使う
図6●刈払機は保安員と職員だけが使う
(出所:MSM)
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