エネテクでは、原因を調査した。まず、直流側のケーブルの状態を確認すると、すべて正常だった。そこで、太陽光パネルを調査した。この低圧発電所では、結晶シリコン型の太陽光パネルを採用している。

 電気的な点検は通常、雨天時には実施しない。感電などのリスクが高まるためである。エネテクによる点検も、雨天時以外に実施した。そこでは、太陽光パネルの異常を発見できなかった。

 この地絡による稼働停止は、雨天時に生じている。そこで、エネテクでは、雨天時にのみ生じる太陽光パネルの異常があるのではないかと推測した。

 雨天時に点検して確かめるのは、感電などのリスクがあるため、安全を期して、雨天時以外に、この低圧発電所の太陽光パネルを噴霧器をつかって水で濡らし、その状態で1枚ずつ点検してみた(図1)。

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図1●噴霧器で水をかけて雨天時を模擬
図1●噴霧器で水をかけて雨天時を模擬
(出所:エネテク)
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