杭基礎を打ち直している二つのアレイは、敷地の西端と真ん中に位置している(図2)。アレイごと損壊したり、杭基礎ごと吹き飛んだ可能性もある。

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図2●基礎を打ち直していた西側(上)と中央(下)のアレイ
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図2●基礎を打ち直していた西側(上)と中央(下)のアレイ
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図2●基礎を打ち直していた西側(上)と中央(下)のアレイ
(出所:日経BP)

 西端のアレイについては、これまでの3回で紹介してきた例と同じように、南九州ならではの強い風を伴う台風が通過する時に、時計の逆回りで巻くように吹く強風によって損壊したとみられるという。

 北東側から南西側に向かって時計の逆回りに巻くように吹く風を、アレイが裏面からもろに受け止め、太陽光パネルを裏面から吹き上げるように強風が吹き、吹き飛んだとみられる。