鉄板の代わりにパネルを敷く

 画像は、国道沿いの中古自動車販売店の様子を撮影したものである(図3)。自動車をぬかるんだ地面の上に直接、置かないようにするために、太陽光パネルが使われている。

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図3●カバーガラスは割れ、水が溜まっている状態でも発電は続いている
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図3●カバーガラスは割れ、水が溜まっている状態でも発電は続いている
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図3●カバーガラスは割れ、水が溜まっている状態でも発電は続いている
(出所:日経BP)

 本来、こうした目的では、鉄板が使われている。工事現場などでよく見かける。この中古自動車販売店では、鉄板の代わりに、使用済みの太陽光パネルを使っている。

 おそらく、自社あるいは自社関係者が使っていた太陽光パネルが、何らかの事情で使われなくなり、このような目的外の使用につながったと見られる。販売店にとっては、コスト削減策の1つなのかもしれない。

 しかし、この状況は危険が大きい。太陽光パネルは、上に自動車ほど重いものを乗せることを想定していないので、当然、カバーガラスは割れている。

 撮影した当日は雨が降っていたので、雨水がカバーガラスの上に溜まっている。晴れの日ほどではないにしろ、日光がパネルに入射しており、発電しているだろう。この店の前を通りかかった人などが、不用意に触った場合、感電事故の恐れがある。

 こうした使い方を見ると、太陽光パネルが発電設備であるとの認識が不足していることがわかる。

 こうした例は、特殊だと言い切れるのだろうか。太陽光発電が普及すればするほど、パネルは身近なものとなる。使用済み製品が、破棄されず、目的外の用途で使われるリスクは高まる。関連業界には、注意喚起をはじめとする対応が求められる。