こうしたリスクへの対応として、例えば、太陽光設備の電気保安管理業務の受託件数では国内トップと見られる中部電気保安協会は、太陽光パネルからの発電電力が流れている日中に、そのパネル側の電線とコネクタを抜き差しする作業を禁じる内規を設けている。

 絶縁抵抗の測定に関して、この作業を伴う太陽光発電所からの点検の引き合いでは、この内規に従って、該当する分散型PCSを経由した絶縁抵抗の測定は、受託できないことを伝えている。

 その条件を受け入れた上で、電気保安管理業務を委託してくる発電事業者がほとんどという。こうした発電事業者は、自分たちで測定しているのだろうか。

 あくまで自主点検の位置づけのため、おそらく、測定せずに済ましていることが多いとみられる(図3)。何らかの事故が起きたときに、経産省の各地の保安監督部が調査に入り、初めて把握する可能性がある。

図3●このO&M企業は、表示画面の確認で点検を済ませていた
図3●このO&M企業は、表示画面の確認で点検を済ませていた
(出所:日経BP)
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