年間でのロスは1.6%
茨城県鉾田市青柳に稼働している出力21.54MWのメガソーラー(大規模太陽光発電所)「鉾田太陽光発電所」が、大型連休中の5月2日に障害によってパワーコンデショナー(PCS)全20台が停止し、全面普及に7日を要するというトラブルがあった。
同発電所は、エネクス・インフラ投資法人(東京都港区)が保有する。同投資法人は、2019年2月に東京証券取引所のインフラファンド市場に上場した。運用資産は、5カ所のメガソーラーで、パネル出力で合計約37.6MWとなる。伊藤忠エネクスグループのエネクス・アセットマネジメント(東京都港区)が運用を担当している。
今回、停止した「鉾田太陽光発電所」は、運用する5カ所のメガソーラーのうち最大出力となる主力サイトで、出力ベースで運用資産の6割近くを占めている(図1)。
ただ、今回の障害による同発電所の年間想定売電収入に対する不足額は1.6%に留まり、積立金やスポンサーからの追加出資で補填可能な見込みという。このため同投資法人の2019年11月期における運用予想への影響はない、としている。