撤去は、流木からはじめ、泥、農作物の順で進めた。農作物は、架台にも多く引っかかっていたので、慎重に外す必要があった。

 地表は、ブルドーザーを使って泥をさらい、その後、整地し直した。基礎と架台は、上向きに引っ張られるように、曲がっていたものもあった。それらは一度解体し、撤去した。

 この作業が終わるまでに、3カ月以上かかり、2016年末となった。

 十勝地方は、北海道において比較的、積雪が少ないものの、積雪期には、架台の組み立てやパネルの固定といった作業以外は難しくなる。地表での作業は、年内に終えておきたかったという。

 基礎のうち、コンクリート二次製品については、コンクリート関連会社による製造を待って、一部を交換した(図14)。

図14●基礎も一部は交換
図14●基礎も一部は交換
コンクリート二次製品を使った区域。復旧後の2017年8月2日に撮影(出所:日経BP)
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 架台については、慎重に解体して撤去し、鋼材の支柱などを再使用できるか、部品ごとに見極めながら選別し、再び組み立てた。わずかに歪んでいる支柱などもあったが、施工の工夫などで再使用できる量を増やしたという。

 十勝地方では、2月に最も寒さが厳しくなる。架台の組み立てや、太陽光パネルの固定といった作業の効率は、寒さによって下がってくる。それでも、できるだけ早く再連系して機会損失を減らすため、寒冷期にも施工を急いだ。