次に、発電状況に不具合のあるストリングを構成しているパネルの電圧を計測し、不具合のあるパネルを特定した。ここでは、日置電機(長野県上田市)の計測装置を使った。

 この太陽光発電所に設置されていた正常な太陽光パネルの開放電圧は、44.0Vなどとなっていた。これに対して、不具合の起きたパネルは、開放電圧30.69Vなどとなっていた(図3)。

図3●開放電圧からクラスタ故障を生じていた太陽光パネルを特定
図3●開放電圧からクラスタ故障を生じていた太陽光パネルを特定
日置電機の計測装置を使用した(出所:エネテク)
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 ちょうどクラスタ1つ分、電圧が低い状態だった。この状況から、開放電圧の数値が約30Vなどと通常より低いパネルは、クラスタ故障であると推測できた。

 最終的に、18枚のパネルがクラスタ故障とわかり、太陽光パネルメーカーは交換に応じた。