基礎から外れた架台
現地では、川岸に近い側に、南から北に三つの低圧連系の太陽光発電所が並び、その東隣にメガソーラーが位置している。
川岸を溢れた水は、まず低圧連系の太陽光発電所に流れ込み、それでも止まらなかった水が、メガソーラーや、その先の住宅地に流れ込んだ。このため、低圧連系の太陽光発電所の方が、相対的に大きな被害を受けていた(図2)。
フェンスは倒れ、アレイ(太陽光パネルを並べた列の単位)のほとんどは、コンクリート基礎ごと地面から持ち上がっていた。
太陽光パネルは、フレームだけ架台に残り、本体(カバーガラス、セル、バックシート)ごと外れている場所もあった。一方で、基礎から架台が外れたり、架台からパネルフレームが外れたりした箇所や、架台そのものが分解したような場所は、見られなかった。
メガソーラーは、場所によって被害の状況が異なっていた。