思ったより手ごわい雑草

設備面以外で国内のメガソーラーのO&Mの課題はありますか。

ウエストO&Mの大山正彦社長
ウエストO&Mの大山正彦社長
(出所:日経BP)
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大山 日本のメガソーラーは、起伏のある用地を造成し、切土、盛土をした上にパネルを設置するケースも多くなります。こうしたサイトでは、今後、土地自体に問題が起きることもあり得ます。設備管理とともに、土地の状態を十分に監視していく必要があります。

 加えて、雑草対策です。当初、O&M事業をスタートした際、雑草に関しては、それほど大きな課題と認識していませんでした。しかし、稼働後の状況を見ると、思った以上に手ごわいと感じています。地域や元の用地種別などによって、生える草や伸びるスピードも異なるなど、サイトごとに最適な管理手法が必要になっています。

改正FIT法によって、O&Mが義務化されましたが、事業戦略上、変化はありますか。

大山 正直言って、ウエストO&Mが主にサービス対象にしている高圧や特別高圧に連系する大型案件では、多くの場合、改正前からO&Mの重要性は認識されていましたし、改正によって求められるレベルはすでに実施してきました。改正によって、大きく変わったということはありません。

経済産業省は、50kW前後の事業用低圧案件のO&M体制に関して危惧しています。この分野をターゲットにする可能性はありますか。

大山 いまの電気工作物の保安に関する法体系のなかでも、事業用低圧案件を誰が責任を持って管理・保安していくのか、あいまいになっている面があります。そんな問題意識もあり、事業用低圧案件のO&Mに関して、業界全体の課題になっていることは事実です。

 実は、ウエストグループでは、事業用低圧案件の設計・施工も数多く手掛けてきました。そんな背景もあり、この分野のO&Mについて、どんな形で取り組んでいくか、今後の検討課題だと思っています。