発電量を30%増やし、LCOEを10%下げる

 産業用の太陽光発電システムに関しては、太陽光パネルから架台、パワーコンディショナー(PCS)、遠隔監視システムまで一括で提供する(図4)。

図4●産業用の太陽光発電システムを一括供給
図4●産業用の太陽光発電システムを一括供給
まずは地上設置型、水上型で販売を開始(出所:日経BP)
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 発電設備を設置する環境によって、設計や提供する製品が変わる可能性があり、パッケージではなく、システムソリューションの提供と位置付けている。

 太陽光パネルについては、両面ガラスや両面発電といった、より高信頼で高効率な製品の採用を推奨していく。

 両面ガラスや両面発電のパネルは、保証期間が30年間と長く、発電所の収益性が高まる利点があるとする。顧客にとって、発電量の増加、設計の効率化、均等化発電原価(Levelized Cost of Electricity : LCOE)の低減などが魅力になるとしている。

図5●印 荣方(Rongfang  Yin)副社長
図5●印 荣方(Rongfang Yin)副社長
(出所:日経BP)

 同社の印 荣方 (Rongfang Yin)副社長は、「PCSや架台まで最適に組み合わせて提供することで、単に高効率パネルを使うよりも、発電効率や信頼性をさらに高められる」としている。「パネルと架台、PCSの適性をあまり考慮せずに選定している太陽光発電所が目立つが、それでは発電設備の強みを十分に引き出せない」と主張している(図5)。

 産業向けでは、まず地上設置型と水上型で展開し、今後、さまざまなスタイルの太陽光発電所に対象を広げていくという。

 地上設置型では、例えば、両面発電パネル、追尾型の架台を導入し、オプティマイザーでパネルやストリング(接続箱に入力する単位)単位で発電量を最大化する手法を組み合わせると、一般的な地上設置型に比べて、発電量を年約30%増やせるという。一方で、LCOEを約10%低減できることから、世界で進む発電コストの低下に対応しながら、事業性を満たせる発電所を実現できるとしている(図6)。

図6●発電量は30%増、LCOEは10%減を実現できると説明
図6●発電量は30%増、LCOEは10%減を実現できると説明
発電コストの低下に対応しながら、事業性を満たせる発電所の実現に寄与(出所:日経BP)
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