常緑のヘデラも有望
ヒメイワダレソウは、リッピアとも呼ばれます。ミクロネシア原産の多年草で、5~7月、10月に白い小さな花を付けます(図12)。冬季は落葉しますが、地下部が越冬して4月に再び成長します。耐暑性、耐寒性、耐乾燥性が高いのが特徴です。
植栽シートには、1m2当たり1~2ポットを植え付けます。植栽後、活着まで1週間かかるのでその間、降雨の少ない時期は水やりが必要です。春には植え穴部から雑草が多く生える可能性があるので、定期的な管理が必要になります。
ヘデラは、ツル性で大型の葉には光沢があり、常緑ですが、冬にはやや赤みを帯びた緑になります(図13)。耐潮性、耐暑性、耐乾燥性に優れます。
植栽シートには、1m2当たり4~6ポットを植え付けます。植栽後は、ほとんど管理が不要で、伸びすぎたツルを切除したり、密生した場合に間引く程度で済みます。雑草抑制効果が高く、乾燥や暑さに強いもので、メガソーラーに向く可能性があります。
ニシキテイカも常緑のツル性で、班入りの葉を楽しめるほか、5~6月には小さい花を咲かせ、秋には紅葉します。耐潮性、耐暑性、耐乾燥性のほか、耐寒性にも優れます。
植栽シートには、1m2当たり4~6ポットを植え付けます。植栽後は、植え付け初期にはこまめな水やりが必要です。