O&Mなどサービス事業を強化

――長期的に安定市場になっていくとしても、ここ数年、太陽光の国内市場は半分程度に縮小します。すでに業績の悪化している太陽光関連企業も目立ちます。

鈴木 これまで数年間の山が高かった分、エクソルも苦しいことは間違いありません。これまでは、事業の主体は、太陽光パネルや設備機器など販売事業の割合が大きかったため、市場規模に左右されやすい面がありました。そこで、EPCやO&Mなど、稼働後も含めたサービス事業を強化することで、収益源を多様化していく戦略です。

 これまでのような規模的な拡大路線を転換し、設計や工事など独自のノウハウを持つコアコンピタンスを見据えた、いわゆる選択と集中が重要になってきます。

――メガソーラーを主体にしたEPC事業者に比べ、低圧連系案件を主体にした太陽光関連企業ほど、売り上げ減少が大きい印象を受けます。

鈴木 建設期間の短い低圧案件ほど、買取価格低下の影響を受けやすいことは事実です。ただ、低圧案件を主体にした企業でも、低コスト化に取り組んで、業績が堅調な企業もあります。先を見通して手を打ってきたかどうかで明暗が分かれています。

 エクソルもそうですが、太陽光市場が急拡大する中、住宅太陽光から出発した企業は、需要の急増した低圧案件に対応していくのが精一杯で、高圧や特別高圧連系案件まで手が回らず、結果的にすみ分けていました。

 ただ、市場が縮小する中では、住宅から低圧はもちろん、高圧や特別高圧まで、幅広いレンジに対応できる総合力が必要になってきています。これまで培った技術力や設計力を生かし、大型案件の分野にも着実に手を打っていく方針です。