警備大手の綜合警備保障(ALSOK、東京都港区)は2016年5月6日付でウイズネット(さいたま市大宮区)の議決権行使可能株式69.5%(新株予約権含む)を取得した。取得価額は非公表。主に埼玉県、神奈川県、千葉県でグループホームや介護付き有料老人ホームなどを運営する同社の買収によって、ALSOKは介護事業の展開エリアの拡大を図るとともに、居住系サービスにも事業の軸足を伸ばす。
ALSOKは2014年10月にHCM、2015年2月にアズビルあんしんケアサポートを相次いで買収。今回のウイズネットの買収でALSOKグループで介護事業を展開する関連企業は5社となり、介護事業の売上高は300億円弱、利用者約1万4000人規模に拡大する。
2016年5月6日にALSOK取締役で介護事業担当の宮澤裕一氏がウイズネット代表取締役社長に就任。ウイズネット創業者の高橋行憲氏は退任した。