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 介護サービス大手各社が2016年3月期決算を発表した(表1)。最大手のニチイ学館は、介護事業とヘルスケア事業を合わせた売上高が1470億9800万円(前期比1.5%減)で、営業利益は72億5000万円(同38.5%減)。介護人材の確保が計画通り進まず、訪問介護などの利用者数が減少したことが響いた。今後は中国事業の本格展開や、保険外の家事支援サービスの拡大などによる収益力強化を目指す。

 有料老人ホーム大手のベネッセホールディングスは、全社的には情報漏えい事件による教育部門の収益の落ち込みなどで営業利益が前期比で6割減だったものの、介護・保育事業は当期に高齢者住宅を16カ所開設したことなどで売上高は949億6600万円(同8.8%増)、営業利益は70億2300万円(同25.2%増)と増収増益。

 3月に損保ジャパン日本興亜ホールディングスの子会社となったメッセージは、入居者転落事件の影響などで有老ホーム事業の利益が半減したが、在宅サービス事業の収益性が高まり、売上高は787億9900万円(同0.2%減)、営業利益は67億9100万円(同7.6%減)。同社は7月1日付で社名を「SOMPOケアメッセージ」に、有老ホームのブランド名「アミーユ」を「SOMPOケア そんぽの家」に変更する予定。