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 厚生労働省は2017年7月12日の中央社会保険医療協議会総会で、レセプト様式の抜本的な見直し、重複する届け出内容や必要性が低い報告内容の簡素化に着手し、2018、2020年度診療報酬改定で段階的に実現する方向性を提案した。今秋にも具体的な論点に沿って議論を進める見込みだ。

 7月4日に公表された「国民の健康確保のためのビッグデータ活用推進に関するデータヘルス改革推進計画・工程表」では、今後、レセプトデータを中核として保健医療データプラットフォームを構築し、ビッグデータを健康・医療・介護分野に生かす方向性が示された。同日に公表された社会保険診療報酬支払基金の「支払基金業務効率化・高度化計画」でも今後、AIやICTを活用してレセプトデータの9割をコンピューターチェックで完結させる方針も提示された。

 中医協ではこうした医療政策の方向性に資するよう、レセプト様式の抜本的な見直しに向けて議論する。一方で現場の負担を軽減するため、複数の届け出様式で重複する項目や、患者の状態などで報告の必要性が低い内容を簡素化・合理化するための検討も行う。厚労省は、支払基金のシステム刷新が2020年度に予定されているため、2018、2020年度改定で段階的に実施したい考えだ。