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表1◎主な介護サービス大手の2016年3月期中間決算
表1◎主な介護サービス大手の2016年3月期中間決算
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 介護サービス大手各社が2016年3月期中間決算を発表した。前期と比べて増収の企業が多いが、2.27%のマイナス改定だった2015年度介護報酬改定の影響を受け、営業利益が落ち込むところが目立った(表1)。

 最大手のニチイ学館は、介護事業の売上高が717億6900万円(前年同期比1.7%減)で、営業利益は33億3300万円(同50.1%減)。都市部を中心に介護人材の確保がままならず、訪問介護などの利用者数を増やせなかったことと、改定で基本報酬が引き下げられたことにより減収減益となった。中国での介護事業の展開も計画通りに進まず、会社全体で4億7300万円の営業赤字に転落した。

 一方、有料老人ホーム大手のベネッセホールディングスは、新規ホーム開設を積極的に進めたことで売上高は459億4500万円(同8.1%増)、営業利益は25億3800万円(同9.9%増)と好調。川崎市の転落事故などで揺れたメッセージは事業拡大のペースを落とし、採用コストを抑えたことなどから、二桁の増益となった。

 ツクイは、主力の通所介護事業において売上高が前年同期から6.0%増えたが、介護報酬改定の影響で営業利益は28.9%の減少。トータルでも増収減益だった。