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韓国初の施設が建設中

 日本では、大阪府と山形県がそれぞれ建設準備中だ。

 大阪府は、大阪府立病院機構が運営する治療施設を2018年9月に開所予定。大阪城のそばの敷地に建設し、日立製作所の重粒子線治療装置を導入する。3つの治療室を設け、ペンシルビームスキャニング照射や呼吸同期にも対応させる予定だ。

Mi Sook Kim氏
Mi Sook Kim氏
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 山形県では、山形大学 医学部附属病院が2019年度に治療を始める。施設建設が2016年度に始まる予定。ここには回転ガントリーを備え、ペンシルビームスキャニング照射にも対応する東芝製の重粒子線治療装置が導入される(関連記事3)。敷地面積を抑えられるほか、省電力設計とすることも特徴という。

 韓国では、釜山市にあるKIRAMS(Korea Institute of Radiological & Medical Sciences)で施設建設が進行中だ。2016~2017年に建設と装置搬入を完了させ、2018~2019年に臨床研究を開始。2020年からフル稼働させるという。同施設では、韓国で1年間にがんに罹患する患者のうち「約1%(2100人)が治療対象になると見ている」(KIRAMSのMi Sook Kim氏)。