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 晩婚化などを背景に、不妊に悩むカップルが増えている。そんな男女に救いの手を差し伸べる研究を進めているのが、兵庫県立大学大学院 教授 シミュレーション学研究科長の畑豊氏。不妊症の画像診断に人工知能を活用する。「2016 ワールド・アライアンス・フォーラム ITあわじ会議」(2016年3月25~26日、淡路市)で、その取り組みを紹介した。

畑氏の講演の様子
畑氏の講演の様子
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 畑氏が示したデータによれば、不妊の要因は男性だけによる場合が24%、女性だけによる場合が41%、両方による場合が24%。つまり、男性側の不妊が関係する場合が48%、女性側の不妊が関係する場合が65%だ。

 男性の不妊については、要因の1つは無精子症。射精された精液に精子がまったく含まれない疾患だ。大きく2つのタイプがあり、1つは精子の生産に問題がある場合、もう1つは精子の輸送に問題がある場合。畑氏らは前者を研究対象とした。