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適切な患者サポートのあり方を探る

 研究参加者はこれらの項目に日々回答していくことで、自分の状態を可視化できるとともに、それを他の研究参加者の状態と比較できる。例えば(1)では、自らのパフォーマンスに加えて、自分と同じ病気を患う人の平均的パフォーマンス、自分と同世代の人の平均的パフォーマンス、を把握できる。アプリはこのほか、治療内容やコメントを入力できるカレンダー機能を備え、日々の体調管理にも利用可能だ。

日々の状態を記録(画像提供:国立がん研究センター)
日々の状態を記録(画像提供:国立がん研究センター)
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仕事のパフォーマンスを自己評価(画像提供:国立がん研究センター)
仕事のパフォーマンスを自己評価(画像提供:国立がん研究センター)
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 国立がん研究センター中央病院は、研究参加者のデータを収集し、がん患者の治療と労働生産性を含むQOLの関係などを解析する。収集するデータに個人情報は含まれない。

 研究にはがん患者だけでなく、研究内容に同意すれば誰でも参加可能。がん患者については、400~600人のデータを集めることを想定する。研究を通じて「がん患者をどのようにサポートしていくのが望ましいのか、その議論の材料となる事実(ファクト)を明らかにしたい」と研究代表者の近藤氏は話している。