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「笑顔を撮る感覚で」

 研究では、生後2週間から1カ月前後の新生児の便を「Baby うんち」をインストールしたiPhoneで、母親や父親におむつ交換時に撮影してもらう。加えて、母子健康手帳に記載された情報などについてのアンケートへの回答も求める。

おむつ交換時にうんちを撮影
おむつ交換時にうんちを撮影
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 Baby うんちは便色判定アルゴリズムを実装しており、「正常」「要注意」など4段階の評価を下す。「病院をすぐに受診することを勧めたり、判定がつきにくいケースでは日を改めての撮影を求めたりする」(星野氏)。

 収集したアンケート結果と便画像データは、アプリを開発したウンログが管理。集めたデータは星野氏らが機械学習の知見も取り入れて解析し、アプリに実装したアルゴリズムの「判定精度を高める。今後1年間で1万~3万人規模のデータを集めたい」(星野氏)。

 研究には、長崎大学や高知大学なども協力。長崎県ではUSBA(尿中硫酸抱合型胆汁酸)検査と呼ぶ、尿検査による胆道閉鎖症スクリーニングに取り組む医療機関とも連携し、研究を進める。USBAの値と便色がどのように相関するかなどを検証していく。

 「iPhoneで自分の子供を日々撮影している経験が、今回の研究につながった。参加者には赤ちゃんの笑顔を撮る感覚で、うんちを撮ってもらいたい」(星野氏)。