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「総合的な画像診断をデフォルトで行う」

 病理診断は「最終診断」と言われ、その判定が病気にかかわるすべてを決定するとされてきた。ところが近年、全く同じ病理の像が異なる疾患で見られるなど、診断が不明瞭な「グレーゾーン」が存在することが分かってきたという。

臨床病理科特任部長の福岡氏
臨床病理科特任部長の福岡氏
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 「同じに見える組織像が、末期がんから良性疾患まで(判断が)変化しうる状況が実際にはある」。長崎病理医育成・診断センター長で、亀田総合病院臨床病理科特任包括部長を兼任する福岡順也氏はこう説明する。

 そうしたケースの診断精度を高めるために臨床医、放射線画像診断医、病理医による集学的検討であるMDD(Multi-disciplinary discussion)が行われる疾患も増えてきているという。遠隔デジタル画像診断センターは、病理と放射線画像診断のエキスパートが異なる観点から集学的に検討することにより、両部門が融合した新しい診断ワークフローを創造していく試みだと福岡氏は説明する。

 「総合的な画像診断をデフォルトで行うことがコンセプト。病理・放射線科のプロフェッショナルが確度・レベルの高い診断を臨床医に渡すことが一番のポイントになる」(同氏)。