PR

AIで容体急変を予測

 以上のようなモバイル端末やアプリの活用に加えて、今後は人工知能(AI)も積極的に活用していく考えだ。例えば、患者の容体急変を予測する手法としてAIが有望だという。患者が心不全や敗血症を起こしてしまうと、死亡するケースも少なくない。こうした事態を防ぐためにAIを使う。

 例えば、電子カルテなどの情報とAIを組み合わせることで「4時間後といった近い未来の患者状態を予測できる」とMilani氏は語る。こうしたAIによる予測をApple Watchなどと連携させることで、救急チームがすぐに治療介入できるような仕組みを構築していく。「従来の予測モデルでは容体急変を正しく予測できる確率は50%ほどで、コインの表裏で決めるのと変わらなかった。AIを使えば90%近い精度で予測できる」(Milani氏)という。院内感染や床ずれの予測にもAIを活用できる可能性があると、Milani氏は期待を示す。