PR

Invicro社とは…

Invicro社は2008年設立のイメージングCRO
Invicro社は2008年設立のイメージングCRO
[画像のクリックで拡大表示]

 ではInvicro社とはどのような企業なのか。同社は、数値解析技術やバイオマーカー探索技術に強みを持つ創薬支援のイメージングCRO(医薬品開発支援業務受託機関)である。本社は米国ボストンにあり、従業員約300人のうち、200人以上が科学者。PET(陽電子放出断層撮影法)イメージング技術を用いた、がん腫瘍部の検出技術やアルツハイマー病の病理画像解析技術を有し、製薬企業にとって付加価値の高い創薬支援、治験・診断支援を行っているという。

 特に、バイオマーカーを軸に、製薬企業の新薬探索/前臨床、治験前期、治験後期までを⼀気通貫的に提供するビジネスモデルが特徴。「(バイオマーカーという)首根っこを押さえている。これが最大の強み」。コニカミノルタの藤井氏は、Invicro社をこう評する。

 コニカミノルタは、プレシジョン・メディシン事業のビジネスモデルとして、大きく患者(病院)向け、製薬企業向けの2領域を想定している。先日買収した米Ambry Genetics社の遺伝子診断技術は、主に患者向け事業の拡大。そして、今回のInvicro社買収は主に製薬企業向け事業拡大のための一手となる。

 製薬業界では最近、創薬のあり方が大きな変曲点を迎えている。分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤など、いわゆるバイオ医薬品の研究開発が拡大している。従来の低分子化合物薬と違い、バイオ医薬品はバイオマーカーを薬の開発初期に設定することが不可欠となる。効果的なバイオマーカーの探索・設定が、製薬業界の重要な課題となっている中、ここにInvicro社の保有する技術やノウハウが生きると見たわけだ。