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医療機関20~30施設と共同で臨床研究

日本での展開
日本での展開
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 N-NOSEは、犬並みの嗅覚を持つとされる線虫が、がん患者の尿には近づき、健常者の尿からは離れる性質(化学走性)を利用した、がんのスクリーニング技術。九州大学大学院の助教を務めていた広津崇亮氏らが開発したもので、同氏はこの技術を事業化するためにHIROTSUバイオサイエンスを2016年に立ち上げた。

 N-NOSEは「精度が高いことに加え、安価で簡便という強みがある。そのため、これまではなかった検査であるがんの1次スクリーニング検査に利用できると考えている。すべての人が検査の対象となり、ここで陽性だった人を2次スクリーニング以降の検査につなげられる」(広津氏)。日本国内の医療機関20~30施設と共同で臨床研究を進めており、基礎研究段階と同様の高い検出感度などが明らかになっている。

 この技術の全国展開に向けて、HIROTSUバイオサイエンスは福岡県、沖縄県、愛媛県に「線虫がん検査解析センター」を設置。首都圏(東京近辺)での開設も予定している。